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ポケモンの大ヒットに学ぶ「売上」を爆発させる9つマーケティング戦略とは?

 2019/03/09 WEBマーケティング
この記事は約 27 分で読めます。

 

世の中には一大ブームを引き起こし、大ヒットするものがあります。

 

一時的にヒットするのも十分すごいですが、
長年ずっと人気のものも中にはあります。

 

例えば、ポケモン。

 

僕も小さいころからポケモンと一緒に育ってきて
今でも変わらず好きです。

 

新作のゲームが発売されれば、買ってプレイしますし
映画も見に行ったりしています(笑)

 

ポケモンは22年前に誕生しましたが、
今でも世界中で愛され続けています。

 

では、なぜここまで愛され続けているのか、、、

 

そこで今回は、ポケモンの大ヒットに学ぶ「売上」を爆発させる9つマーケティング戦略とは?
についてお話していこうと思います。

 

 

Contents

多岐にわたるメディアミックスマーケティング

 

 

まずはメディアミックス戦略です。

 

そもそもメディアミックス戦略って何なんだ?
という方もいるかと思います。

 

メディアミックス戦略とは、元々ひとつのメディアでしか表現されていなかったものを
いろいろな媒体を通して展開していく戦略のことです。
ポケモンもメディアミックスを数多く展開しています。

 

もともとポケモンはゲームが始まりです。

 

ですがその後、アニメや映画、カードゲーム、グッズなど
多くの媒体でコンテンツを発信してきました。

いろいろな分野に展開することで、多くのファンが楽しめる場が
どんどん増えていくわけです。

 

楽しめる場が増えれば増えるほどファンは満足しますし、
新たにポケモンが好きになる人も増えていきます。

そんな仕組みができていくのでビジネスとしての規模も拡大していくのです。

 

実際に株式会社ポケモンによれば、これまでの国内のゲームやアニメなどのポケモン市場は
累計で2兆1,000億円に上るそうです。すごいですよね(笑)

 

その中で原点であるゲームは、
国内におけるシリーズ累計販売本数で7,000万本を超えて、
売上は3,000億円以上と推測されるほどです。

 

またその他の事業も引けを取りません。

映画では、これまでの興行収入が約788億円。

カードゲームも世界的に大人気です。
世界での累計販売額は7,000億円を超え。

 

これはただ多方面に事業を展開していったから、成功したわけではありません。

 

ポイントは、色々なメディアをつなぐ。
この戦略が重要なのです。

 

例えば、映画。
ポケモンの映画は毎年夏に公開されていますが、公開が近くなると決まって
特典付き前売り券が発売されます。

 

その前売り券にはゲームでもらえるポケモンがついているのです。
大体そこでしか手に入らない特別なものです。
すごく魅力的ですよね(笑)

 

ゲームシリーズが大好きな人はそれを手に入れるために買うこともあると思います。

どうせチケットを買ったなら、
映画も見に行こうってことにもなるわけです。

 

その証拠にポケモン映画は、
映画の前売り券の販売枚数がギネス記録に認定されているんですよね。

 

またそれだけではありません。
映画館でも特典があるんです。

 

これも毎年ですが、映画を見に来た人へ来場者特典として、
ゲームで使える映画館限定のポケモンを配布しているのです。

僕も受け取ったことがありますが、
これだけでゲームファンを映画館へ誘導できるのです。

過去には入場者特典でフィギュアやカードがもらえるときもありました。

 

このようにいろいろな連動をすることによってつながりが生まれ、
多くのファン層を獲得できているのです。

 

どんなビジネスでも1つの媒体で事業をしていては
それ以上広がることはありません。

 

今やっていること以外にも、多方面に事業を展開していくことで
ビジネスの幅やつながりは広がります。

 

 

「ポケモン」というブランド

 

これは何に対しても言えることですが、
ブランドがあれば何でも売れます(笑)

 

アップルが新製品を発売すれば、毎回長蛇の列ができるように
ブランドがあるだけでファンは何でも飛びついていくのです。

 

ポケモンも同じです。

 

初期のゲーム発売から様々なメディアミックスを経て
約20年にわたり人気を獲得してきたからこそ、ブランドができてきたのです。

 

だからこそ、ポケモンGOが世に出たときにも
あれだけの人がダウンロードしてプレイしました。

 

ポケモンじゃないものであのような位置情報を使ったものが出ても
あれほどにはならなかったと思います。

多くの人に浸透しているポケモンというブランドがあるからこそ、
あれほどの大ヒットを生み出したと考えられます。

 

あなたのビジネスではどうでしょうか?

 

ブランディングという言葉もありますが、
自分のビジネスのブランドを上げることができれば、

 

新商品が出たらすぐに飛びつく、
根強いファンを獲得することも可能になります。

 

ファンを多く獲得することができれば、
売上も上げることができるようになります。

 

魅力的なキャラクター

 

 

言うまでもないことですがポケモンと言えば、
個性的なキャラクターが魅力的です。

 

一般的なキャラクターは、当たれば当たるほど
その反動で早く飽きられるという特性があります。

 

ですが、ポケモンは飽きられないように工夫を施している
というところもポイントになってきます。

 

ポケモンはゲームソフトの完全新作の発売ごとに
新しいモンスターを増やし、既存のモンスターにも進化などの
新しい要素が加わったりします。

 

最初は全部で151種類でしたが、今では約800種類もいます。
だいぶ増えましたよね、、この先も増えていくでしょう(笑)

 

「次はどんなポケモンが出るんだろう」
「どんな進化をするんだろう」
とそれによってさらに世界観が広がり、
消費者のわくわくを生み出すのです。

 

つまり、「すでに愛着を持ったキャラクター」と
「全く新しいキャラクター」があることで飽きを感じさせないうえに、
子どもから大人になっても好きで居続けられる長期的な魅力の源
となっているのです。

 

 

ピカチュウという絶対的な存在

 

そんな数多くのキャラクターたちがいるポケモンですが、
その中でも最も認知度があり、人気の的となっているのが
「ピカチュウ」です。

 

もともとピカチュウはポケモンの一種であって
メインキャラクターとして誕生したわけではないですが、

 

テレビアニメで主人公のサトシの相棒として
登場していたため、一気に知られることになったと思います。

 

またピカチュウ自体も魅力的です。
シルエットだけでも分かる造形や明るい黄色の体に赤いほっぺたといった色彩、
「ピッカ」という可愛らしい声が相まって、多くの人を魅了したのでしょう。

私もすべてのキャラクターの中でピカチュウが一番好きです。
映画も「ピカチュウ・ザ・ムービー」と言われるぐらいです。

 

実際にピカチュウのことを、 「すべての障害を超えている」
とも表現されています。

 

そんな全世界で通用する「ピカチュウ」という絶対的エースの存在が
ポケモン全体を支えていると言ってもいいでしょう。

 

地域ごとのゆるキャラというものもいますが、
あれはキャラクターを通してその地域のことを知ってもらう、
興味をもってもらう狙いがあるんですよね。

 

いわいる広告効果があるのです。
また先ほどお話ししたブランドにもつながります。

 

なので、業種にもよりますが
自分のビジネスに魅力的なキャラクターを取り入れて
みるのもいいかもしれません。

 

 

キャラクターライセンスビジネス

 

ライセンスビジネスというものが聞きなれない方も
いるかもしれませんが、

 

そもそもライセンスビジネスというのは、
自分が持っている知的財産権を他の誰かに使用させて、
その代わりに使用料を貰うというものです。
使用する人をライセンシー、使用させる人をライセンサーといいます。

 

ポケモンのライセンス事業では第一パンやマクドナルド、タカラトミーなど
450以上の企業とライセンス契約を結んでいます。

 

パンやハッピーセット、ホビーなど見たことは
あると思います。

 

その中でポケモンが行っているライセンスビジネスは、
「キャラクターライセンスビジネス」と呼ばれるものになります。

 

この世界では、権利の対象であるキャラクターのことを
「プロパティー(知的財産を略したもの)」と呼びます。

 

それを管理するライセンサー(使用させる人)がキャラクターを
商品やサービスに活用しようと考えている企業などのライセンシー(使用する人)へ
著作権を始めとする知的財産権の許諾を行うことで成り立っているのです。

 

ポケモンはシルエットを見るだけで分かるほど、
緻密にキャラクターとして作り込まれています。

 

それだけではなく、名前や性格についても、
とても細かく設定されています。

 

そんなキャラクターが今では800種類と数多く存在し、
それを最大限に活かして様々な媒体に展開されているので
ファンもますます虜になっていくのです。

 

だからこそ、それらのポケモンを通して
お客さんにメッセージを届けたいライセンシー(使用する人)にとって、
すごく魅力的なものになっているんですよね。

 

クオリティーの高いキャラクターを扱うことで
ライセンシーになりたい側も増えていくわけです。
お客さんやライセンシー(使用する人)にも高評価を得ているポケモンは、
キャラクターライセンスビジネスの競争の中で高い優位性を確立しています。

 

誰もが魅了されるキャラクターを生み出すことができれば
自分のビジネスの広告塔、ブランディングになるだけでなく、
ライセンスビジネスも可能になります。

 

キャラクターライセンスビジネスをすれば、
いろんな企業とのつながりもできますし、

 

その分、今よりもっと売上も
上げることができるようになります。

 

 

キャラクターに関しての知的財産権

 

先ほど少し出ましたが、ライセンスビジネスを行うにあたっての
知的財産権について簡単に補足しますね。

 

キャラクターには以下のような知的財産権があります。

・著作権:デザイン
・商標権:キャラクター名やデザイン
・意匠権:デザイン

ポケモンも、この3つの権利でしっかりと保護されているのです。

 

 

原点であるゲームシリーズ

 

 

今ではアニメや映画、マンガやカードゲームなど
数多くの媒体で展開されているポケモンですが、原点はゲームなんです。

 

ゲームボーイ用に1996年に発売されたロールプレイングゲームである
「ポケットモンスター赤・緑」がその始まりです。

このゲームは初めてにも関わらず、当時の小中学生から絶大な支持を受けて
記録的な大ヒットとなりました。

 

実際に同作の国内販売本数は800万本を超えているんですよね。

 

その後もポケットモンスターの新作が発売されるたびにヒットを続け、
今現在でも多くの人に遊ばれています。

 

新作が発売されれば、ほとんどが年間販売本数1位となっており、
国内のシリーズ累計販売本数は7000万本を超え、売上は3,000億円以上と推測されています。

 

 

売上ランキング

 

発売されれば瞬く間にヒットするゲームシリーズですが、
実際のランキングはどのようになっているのでしょうか。

 

そこで売上ランキングを見ていきたいと思います。

 

※ゲーム総合情報メディア、ファミ通による
2018年11月国内家庭用ゲームソフトとハードの売上データまとめ。
集計期間:2018年10月29日~2018年11月25日(4週分)。

 

【家庭用ゲームソフト 月間売上本数】
1位 ポケットモンスター Let’s Go! ピカチュウ・Let’s Go!イーブイ(Switch) ポケモン 821,892本
2位 バトルフィールドV(PS4) エレクトロニック・アーツ 98,105本
3位 スーパー マリオパーティ(Switch) 任天堂  84,497本
4位 コール オブ デューティ ブラックオプス 4(PS4) ソニー・インタラクティブエンタテインメント 75,329本
5位 Fallout 76(PS4) ベセスダ・ソフトワークス 72,506本

 

【家庭用ゲームハード 月間売上台数】
1位 Nintendo Switch 387,655台 (先月1位 Nintendo Switch 173,473台)
2位 プレイステーション4(合計)79,172台 (先月2位 プレイステーション4(合計) 78,218台)
(プレイステーション4は、プレイステーション4 Proとの合計値になります)

 

【家庭用ゲームソフト メーカー別売上本数】
1位 ポケモン 84.4万本
2位 任天堂 32.6万本
3位 ソニー・インタラクティブエンタテインメント 12.9万本

 

 

こちらを見て分かるように、ポケモンの月間売上本数は突出していますよね。
メーカー別売上本数でもあの任天堂を抑えて、1位になっています。
このすごさ、分かるでしょうか?

 

 

プロダクトローンチによる情報出し

 

ではなぜ、ポケモンシリーズは
ここまでの売上記録を残しているのでしょうか?

 

その理由の1つにプロダクトローンチという手法があります。

 

プロダクトローンチとは、販売前から見込み客を集めて
商品の発売時に爆発的な売上を上げる手法です。

 

これは全般に言えることでもあるのですが、
ゲームソフト発売までの期間、雑誌や動画でそのゲームの情報を
小出しにしていくわけです。

 

これを行うことによってどうなるかというと
お客さんの期待値がどんどん上がっていくのです。

 

そして期待値が一番高まったときに
新作のゲームを発売する。

 

もうどうなるか分かりますよね(笑)
どんどん売れるわけです。

 

 

ポケモンの場合、そのプロダクトローンチが巧みに行われています。

 

動画やホームページ、雑誌での情報の小出しはもちろん行っています。
最初に作品タイトルと冒険の舞台、始まりのパートナーとなる3匹のモンスター。
そしてしばらくしてから、パッケージの伝説のポケモン。

 

その後、新たに出現するモンスターや新システムの情報といったように出しています。
私含め、ポケモン好きな人たちは発売が待てないほどわくわくします(笑)

 

さらにすごいのは、そういったあらゆる媒体での情報の小出し以外に
新作情報が隠されているということです。

 

それはどういうことかというと、
新作が発売する前に発売されたシリーズに新作の伏線要素が含まれていたり、
ゲーム会社のプロデューサーさんの何気ないツイートに新作情報のヒントが
隠されていたりするんです。

 

そのヒントから
「今度の新作はこういうタイトルで、こんなポケモンが出て、、、」
と予想することも楽しみの一つになっています。

 

実際にそれに気づいた人がネットに推測した情報を上げて、
さらに広まっていくんですよね。
こういった口コミも見込み客の期待値をさらに高めていく要素になるのです。

 

 

社会現象となったポケモンGOの大ヒット

 

 

ゲームシリーズももちろんですが、
ポケモンGOも社会現象となるほどでした。

 

当時のことを思い返すと、まさに現象と言えるほどで
スマホ持って歩く人みんなポケモンGOやっていました(笑)

 

なぜスマートフォン向けのゲームでもあれほどの
ヒットを生み出したのか、、、

 

それを含めてお話ししていきます。

 

 

ポケモンGOとは?

 

ポケモンGOはいろいろな場所でポケモンを捕まえて
集めたり、バトルしたりできる、位置情報を使ったスマホのAR(拡張現実)ゲームです。

 

アメリカでは2016年7月6日に配信開始され、
配信開始の6日以後、App Storeランキングで1位を獲得したそうです。
日本では同年7月22日に配信開始されて大ヒットとなりました。

 

 

ポケモンGO大ヒットの背景

 

ポケモンGOがなぜここまでの大ヒットを記録したのか、
という点についてその背景を考えていきたいと思います。

 

まず、大ヒットの要因として
ARによって生み出された、「ポケモンと共存する世界」
が大きいと言えます。

 

これは予告動画からすごく魅力的でした。
その動画内では、私たち人が住んでいるこの世界で人とポケモンが一緒に暮らしており、
野生のポケモンを捕まえたり、他のトレーナーとバトルをしているのです。

 

私はその予告動画を見たとき、大きな期待感に包まれました。
ついにポケモンが現実とマッチするときが来たのかと。

 

実際には動画ほどリアルにはできませんが、
視聴して私と同じ感情を持った人は少なくないと思います。

 

また、本来のゲームシリーズは
ポケモンを捕まえたり、バトルしたり、いろいろな街を冒険するのは
全て画面内のことです。画面の向こうに魅力的な世界がありました。

 

ですが、ポケモンGOはそれとは正反対で
現実という部分が遊びの根幹となっています。

 

実際に現実世界のどこかに行って捕まえ、バトルできるのです。
ポケモンGOがきっかけで外によく出かけるようになった人や
他の人とコミュニケーションをとる機会が増えたというのも耳にします。

 

さすがに画面は通しますが、ゲームと現実世界が一体となった世界観が
ここまでの人気に繋がったのでしょう。

 

他にも要因はポケモンがもともと持っているブランド力や
今の時代、誰もが持っているスマートフォンを媒体にし、
気軽にできる環境にあったといえると思います。

 

 

社会現象の実例

 

ポケモンGOは社会現象にもなりましたが、
実際にどのようなケースがあったのかご紹介していきます。

 

朝、昼、夜問わずポケモンを求めて人が集まる

 

これは本当に驚きましたが、いつでも人が集まっているんですよね。
朝でも昼でも夜でも、、

 

公園や公共交通機関などあらゆる場所に
人がスマホを片手に大勢いる場面をよく見かけましたが、

 

その光景だけでポケモンGOの影響力がいかに
すごいか分かります。

 

歩きスマホ禁止の注意喚起

 

スマホを持ってポケモンGOを楽しむ人が爆発的に増えたと同時に
歩きスマホに対する注意喚起も一気に増えました。

 

このゲーム自体が位置情報を使って遊ぶ要素が含まれているため、
夢中になりすぎて歩きながらスマホをする人が増えたのです。

 

歩きスマホによって事故などの危険性が増す可能性があるので
駅構内や町にも、歩きスマホ禁止の張り紙がよくありました。

 

 

配信のタイミング

 

ポケモンGOがここまで遊ばれたのは、
配信されたタイミングも大きかったと言えます。

 

実際にリリースされたのは初夏でした。
夏と言えば何があるでしょうか、、、

 

夏休みです。

 

夏と言えば子どもは長期の夏休みに入ります。
なので普段より遊ぶ時間が一気に増えるわけですよね。

 

ここで子どもたちが大好きなポケモンの新しいゲームが出たら、、
もう、遊びますよね(笑)

 

仮に、この配信が冬だったらどうでしょうか。

 

冬休みは夏休みと比べて期間も短いですし、
外が寒くては家から出る気になかなかならないと思います。

 

夏休みが始まるころ、さわやかな初夏に配信開始したからこそ、
大ヒットにつながったと考えています。

 

いくらおもしろいものができても、求められていない時期に
世に出してはあまり反響を得ることができない場合もあります。
配信タイミングもとても重要なのです。

 

では、配信タイミングはどうやって決めるのか、、
まずはリサーチしましょう。

 

何でもそうですが、マーケティングを考える際には
リサーチを徹底した上で、ものごとを決めていくといいです。

 

 

口コミマーケティング

 

やはり、どんなビジネスにおいても口コミマーケティングは必須です。

 

配信開始後すぐにTwitterやFacebookなどのSNSで広がっていきました。
「このポケモン捕まえた」「ここにこんなポケモンがいた」などの
投稿をみんなしていたような気がしますね。

 

そんな情報が広がれば、自然とポケモンGOの認知度は強まり、
広告を出さなくても自然と話題になるのです。

 

その他でも、新聞やニュースなどで取り上げられていて
さらに話題が話題を呼びました。

 

ただ、身近な家族や友人などの口コミの方が
信憑性があるのは確かです。

 

こういった口コミを起こすことも
自分の商品やビジネスを知ってもらうには最適なのです。

 

 

わかりやすい内容

 

ポケモンGOは内容が分かりやすく、
誰でも簡単に遊ぶことができます。

 

他のゲームでたまにありますが、
内容が難しいことによって

「いまいち操作方法が分からない」
「どうしていいのか分からなくなった」

という状況になってしまい、途中で飽きて辞めてしまう。
ということもあります。

 

ただそれでは、話題になっても継続して遊ばれない、
ということになってしまいます。

 

それでは非常にもったいないですよね、、

 

なので、ゲームに限ったことではないですが、
どの商品やサービスでも「分かりやすい」「利用しやすい」は
マーケティング戦略ではとても重要になってきます。

 

どんなにすごいものでも相手に分かってもらえなければ、
意味はないということです。

 

 

売り切れ続出!ポケモンカードも大ヒット

 

ゲームにアニメ、映画などポケモンはあらゆる媒体で
人気を博していますが、カードもその一つです。

 

実際に2018年にも、すごく人気が出ました。

 

ネットで話題になっていたので、
出かけた先のお店でカードコーナーを見てみると
ポケモンカードだけ全部売り切れでした、、(笑)

 

なぜここまでヒットしたのか、、、
それは様々な要因があったのです。

 

破格のフロントエンド

 

2018年のヒットのきっかけとなったのが
7月に発売された「GXスタートデッキ」です。

 

簡単に言えば、これだけですぐに遊べるカードセットということです。
さらにそのカードの束の中に、普段であれば手に入りにくいGXカード
という強力なカードが入っているのです。

 

ここまでであれば、商品としては
まだカードゲームをやったことがない新規顧客を
獲得するために、ありがちなものなんですよね。

 

ただ、ポケモンカードが違うのはここからです。

 

なんとその商品のデッキは60枚で500円なんです。
カードゲームをやったことがない方は分かりにくいかと
思いますが、

 

一般的にカードのデッキ商品は1000円~1500円ぐらいなんですよね。

 

そう考えると、驚きですよね、、
約半額で買うことができるのです。60枚とGXカードが入って。

 

これは利益は求めずに新規顧客を獲得するための
フロンドエンドとしているのです。

 

さらにその商品は全部で9種類同時に発売されました。

 

ポケモンカードには炎、水、草などタイプがあるのですが、
全タイプでスタートデッキが発売されました。

 

それだけ種類があったら、どれを買って遊ぼうかワクワクしますよね。
またパッケージに写っているメインのポケモンも初期から現在まで
幅広く使われています。

 

なので昔ハマっていた人も
「なつかしいな」と感じたり、

 

今ポケモンに夢中になっている人も
心を動かされやすいのです。

 

このように商品の価格を他にはないほどグッと下げ、
多種多様のものを同時に発売することにより、

 

一気にポケモンカードを始める人たちが
増えたのだと思います。

 

フロントエンド商品は新規顧客を獲得するためのものですが、
「ただ安い」だけではダメなんですよね。

 

お客さんを惹きつけるほど、
魅力が詰まっていないと新規顧客は獲得できません。

 

もし今のフロントエンド商品の反応が悪いのであれば、
一度見直してみてもいいかもしれませんよ。

 

 

広告塔の影響

 

何か商品を販売する際、よく使用されるのが広告です。

 

電車とかに乗るとよく広告が貼ってありますよね。
それを見て初めて知った商品やキャンペーンもあるのでは
ないでしょうか。

 

広告を出した分、人目に触れる機会が多くなるので
影響力も当然大きくなります。

 

ポケモンカードも当然CMという形で広告は出しています。
ただ、CMに人気女優さんを起用しているわけです。

 

当然、人気がある人の影響力は絶大です。
あなたも誰かのファンであれば、経験があるのではないでしょうか。

 

「あの人が使っているなら買ってみようかな」
そんな気持ちにさせられて、購買意欲が上がります。

 

またCM以外にもYouTubeの影響があります。

 

YouTubeでは、YouTuberという人たちが活動をしていますが、
その人たちがポケモンカードを使った動画を投稿していたのも
大きいでしょう。

 

なりたい職業ランキング上位に入るほど今の時代、YouTuberは人気がありますし、
YouTubeの利用率も極めて高いので、その分影響力も大きいと考えられます。

 

このようにすでに影響を持っているものを利用すれば、
より一層、認知される幅が広がっていくのです。

 

 

秀逸なノスタルジーマーケティング

 

 

ポケモンは1996年に誕生しましたが、いまだに全国で人気となっています。
本当にすごいですよね、、

 

なぜ、長年ここまで愛され続けているのか、、
なぜ、飽きられないのか、、

 

その背景についてお話ししていきます。

 

今のポケモンはミレニアル世代が消費の中心となっていると言われています。
ミレニアル世代とは、1980年代から2000年代初頭に生まれた世代のことで、
主に10代半ばから30代半ばまでです。

 

子どものころ、ポケモンに夢中になった世代が大人になり、
大人になってからも夢中になるのです。

 

それはポケモンに対してノスタルジーを感じるからなんですよね。
子どものころ好きになったものや力を入れたことって長い時間がたつと
ふいにすごく懐かしくなるんです。

 

ノスタルジーを感じるとどうなるかというと
懐かしい過去の思い出を契機として、それに対して購買意欲が
起こされるんですよね。

 

人は感情移入すると財布の紐が緩むと言われていますが、
まさにそれなんです。

 

ポケモンのゲームでもたまに過去に発売されたシリーズのリメイク版が出るのですが、
それもまさにノスタルジーの効果を発揮できるんですよね。

「昔よく遊んだゲームがまた出るんだ!買ってみようかな、、」と思うわけです。

 

過去のものを再び登場させることでノスタルジーの効果を引き起こし、
お客さんの興味を引くことができるんです。

 

このようなことは「ノスタルジーマーケティング」と呼ばれるマーケティング手法ですが、
これを取り入れることによって広い年齢層のお客さんを獲得できるのです。

 

実際にポケモンは子ども向けに作られましたが、
今では大人でも夢中です。

 

ということはいかに子どもを虜にさせるか、というところが重要になってくるわけです。

子どもを虜にしてしまえば、その子たちが大人になったときにノスタルジーの効果で
再び引き寄せることができるので、ファンを付けやすいんです。

 

これをノスタルジーマーケティングと言います。
誰にでも、子供のころに夢中になっていたことを思い返して、あの時の感動を再体験したいといった気持ちはあると思います。

 

ポケモンは、その再体験をした大人たちに、当時のシチュエーションを忠実に再現して、しっかりと大人たちを巻き込んでいます。

 

 

 

海外でも爆発的な人気

 

 

ポケモンは日本のみに限らず、
海外でもとても人気があります。

 

売上の割合は、海外が全体の65%を
占めているともいわれています。

 

長年の大ヒットを支えているのは
むしろ、海外なんですよね。

 

ポケモンのアニメは今、98の国と地域で放送されており、
世界中で爆発的な人気を巻き起こしているのです。

 

その証拠にある旅行情報サイトが調査した結果では、
日本の人気観光地の3位にポケモンセンター東京が選ばれています。

 

ちなみに2位が東京ディズニーランドです。

日本でもリピート率が高く、
世界中でも有名なテーマパークである
ディズニーランドの次です(笑)

 

すごいですよね、、、

 

日本に来たらポケモンという
考えが根付いているのかもしれないです。

 

このように日本国内だけでなく、
海外にも進出することによって認知度が広まり、
爆発的な人気や売上が上がるのにつながるのです。

 

最初から海外進出は難しいかもしれませんが、
ビジネスが軌道に乗ってきたら海外に目を向けてみるのも
いいことです。

 

 

まとめ

 

今回はポケモンの大ヒットに学ぶ「売上」を爆発させる9つの方法
についてお話ししましたが、どうでしたか?

 

日本のみならず、海外でも人気を誇るポケモンが
どういった方法でここまでの大ヒットになったのか、
その理由をお分かりいただけたと思います。

 

大ヒットの裏側には
様々なマーケティング戦略が存在します。

 

一度に全部実践するのは厳しいですが、
1つずつ取り入れていくことができれば、

 

あなたのビジネスは飛躍的に発展するはずです。

 

 

運がよかったとか、タイミングが良かったなどだけでは、スマッシュヒットができても
大ヒットにはつながりません。

長期に渡りヒットしているビジネスには

間違いなく今回お話したような緻密なマーケティング戦略がなされています。

 

成功事例を知ることは、ビジネススキル、マーケティングスキルをアップさせるには絶対に必要となります。

 

このマーケティングの本質が理解できてないと、

いざ自分のビジネスに活かそうとしても、活かせきれません。

 

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