大企業も行っている最新「プラットフォームビジネス」とは?

皆さまいかがお過ごしでしょうか。株式会社ニュースパイラルの佐々木です。
皆さんはAmazonやUber Eatsを利用したことはありますか?
欲しいものを検索、注文して代金を払えば自宅や指定した住所に届けてくれる非常に便利なサービスですね。しかもいろいろな物が取り扱われているので、探せば好みのものや探していたものが見つかります。
Amazonは娯楽から生活必需品、高級品まで網羅していますし、Uber Eatsは和洋中などのごはんからスイーツやドリンクなど飲食物が豊富にあります。
お店の垣根を越えて注文できるのは嬉しいですよね。
さて、今回紹介するのは「プラットフォームビジネス」です。
先ほど書いていたAmazonやUber Eatsはプラットフォームビジネスだということを知っていましたか?
そして、プラットフォームビジネスは生活の身近な所にあることを知っていましたか?
そんなプラットフォームビジネスとは何か、どんな例があるのか、メリットとデメリットは何かを紹介していきます。
Contents
プラットフォームビジネスとは
先ほども述べていましたが、簡潔にわかりやすく言うのであれば「お店の垣根を越えて買い物を楽しめる場所」といった感じですね。
様々な企業や個人が1つの場所(インターネットも含めて)にあつまりビジネスを行っていきます。個々の店(インターネットではページ)があり、それらがまとまった場所にある状態ですので、ユーザーは短時間で同一の場所(サイト)でまとめて買い物をすることが可能です。
後程詳しく書きますが、冒頭で触れたAmazonやUber Eatsはプラットフォームビジネスの代表例です。
最新のビジネスモデル?
プラットフォームビジネスはインターネットが普及したことに伴い、注目を浴びるようになりました。そのため最新のビジネスモデルとして取り扱われることがあります。
確かにネット上のプラットフォームビジネスの活用に関しては真新しいものが多いため最新のビジネスモデルと言っていいでしょう。
ですが、プラットフォームビジネスは何も近年から行われているビジネスモデルではありません。
商店街、百貨店、ショッピングモールなど複数の企業の店舗が同一の場所に集まりビジネスをしている場所は、まさにプラットフォームビジネスが行われています。もっと振り返れば朝市も入るでしょう。
プラットフォームビジネスはインターネットが普及したことにより活用の幅が広がりましたが、昔から使われてきていた手法なのです。
とはいえその活用の仕方を取り上げれば、インターネット上で行われているモデルは最新のものと言ってもいいでしょう。
プラットフォームビジネスの例
活用の幅が広がり、様々なプラットフォームビジネスが展開されてきました。
今回はその中でも話題になったものをピックアップして事例を紹介していきます。
運営方法は基本的に同じですが、扱うものや対象となるターゲットが分かれていることが上手くビジネスを発展させ話題になった要因であると考えられます。
世界中で使用されている「SNS」
まず紹介するのは「SNS」です。Facebook、Twitter、LINE、Instagram、YouTubeなどのSNSもプラットフォームビジネスです。
商売をする意味合いはそこまで強くない印象があるかと思いますが、情報のやり取りという面で見ればわかりやすくなるかと思います。
SNSというプラットフォームでアカウントを運営するということですね。企業のアカウントなどもあるため、ビジネスとしての利用価値の高さはすでに認知されたものですね。
フードデリバリーサービス「Uber Eats」
冒頭でも触れた近年話題のUber Eatsは市場プラットフォームというビジネスモデルです。
Uber Eatsはアプリユーザーが注文をします。その注文がUber Eatsから店舗に入り、受理をして調理をします。同時に配達をするパートナーに依頼が届き、こちらも受理をして注文があった店舗で商品を受け取ってお客様の素へ届けます。
飲食店と配送するパートナーのプラットフォームで、ユーザーはさまざまな飲食店の中から料理を選べるうえに、自社で宅配サービスを行っていない店舗の料理を届けてもらうことが可能になります。
iOS向けアプリ提供フォーム「Apple Store」
Apple社が提供するiPhoneやMacなどでアプリをダウンロードする際に利用する「Apple Store」は、企業や個人が作成したアプリを提供しているプラットフォームです。
「Google Play」も同様ですが、企業や個人が申請したアプリケーションを精査して受理をすることでストアに並ぶようになります。そのためユーザーはストアを信頼して安心してアプリをインストールすることができます。個人でアプリをダウンロードするとなると信頼が得られないことがあるので、ストアで出す方が有効です。
また、そもそもアプリはストアからインストールするというのが当たり前で、ストア内の検索からダウンロードする人がほとんどのためストアを利用することがほぼ必須とも言えます。
ネットショップサービス「Amazon」
冒頭で触れた世界で使用されている大規模な通販サイトである「Amazon」は、プラットフォームビジネスの代表例です。
多くの企業や個人がAmazonで商品を出品して、ユーザーはAmazonのサイトから検索して望みの商品を購入することができますね。出品している店の関係なしに商品を見ることができるのでユーザーは店舗で商品を探すよりも楽に希望のものを買えますね。
Amazonプライムというサービスも展開し、動画の視聴や配送サービスなども行ってきます。プラットフォームを拡大する例としても挙げられています。
人気フリマアプリ「メルカリ」
近年特に女性の間で利用されているフリマアプリの「メルカリ」は、ネット上でフリーマーケットのように不要になったものなどを気軽に売ることができるプラットフォームです。
通販サイトとやっていることは似ていますね。あくまで個人が出品、取引、発送、サポートをしているという点だけが違いますね。そのため「偽物だったりして…」「詐欺とかないかな?」と不安になることもありますが、買い手と売り手の間に会社が入り、商品を購入すると代金はメルカリに入って買い手に商品が届き評価をするとメルカリから売り手に代金が入金されるので、ユーザーは安心して使うことができます。
プラットフォームビジネスのメリットとデメリット
さて、そんなプラットフォームビジネスですが当然メリットもデメリットもあります。
向き不向きもありますので、自分のビジネスにあっているのかどうかを考える必要があります。ここでメリットとデメリットを紹介しますので、自分に合うかどうかを考えてみましょう。
メリット
顧客数の増加
まず第一に顧客数の増加が見込めます。
何度も述べていますが、プラットフォームには複数企業が入っていて、その垣根を超えて買い物をできるのが魅力ですよね。各企業や個人がそれぞれ設定しているターゲットがプラットフォームに来るようなものだと言えば、わかりやすいでしょう。
ハンドメイド作家とハンドメイド作品を買いたい人を繋ぐプラットフォームの「minne」というアプリがあります。通常であればハンドメイド作家が集まるイベントや各個人の通販サイトやSNSで商品を買わねばならず、買い手は好きな作家以外のものに触れる機会はさほどありませんし、作家側もファンの獲得に悩みます。ですが、minnneを使えば今まで出会う機会のなかった作家と買い手が出会いやすくなるのです。それを知った他の買い手もどんどん参入していきます。
どのプラットフォームでも同様の事を起こせますので、結果として顧客数が上がりますね。
客単価の増加
また、ショッピングモールに物を買いに行って、買いたい物以外にも気になっていた物があったり無くなっていた物が売っていて買ってしまうという経験はありませんか?ネットショッピングをしていても、おすすめ欄に出てきたものもついでに買ってしまったりとか。
ありますよね。多数の店舗の商品が同時に見られるということからも客単価のアップを狙えますが、それだけではありません。
例えばプラットフォーム全体でキャンペーンやセールを行うこともできます。代表的なのは「〇〇円以上購入で送料無料」や「〇〇円以上購入で抽選券プレゼント」とかです。
さらに、お客様に会員になっていただくことで、キャンペーンのメールを送ったり、おすすめ商品、セール品などの告知をすることができ、そこから商品購入を促すこともできるのです。
デメリット
このモデルのデメリットは「依存」でしょう。
出品する側は集客への手間が省けるのですが、その反面様々な面で決定権がプラットフォームの運営側に渡ってしますことがあります。
例えば、手数料の値上げや出品停止、SNSではアカウントの凍結・削除や投稿の削除がされたりしますね。運営側の判断やプログラムによって行われてしまうので出品する側はどうすることもできません。プラットホームだけに依存してしまうと、今まで行ってきた活動が全て無になるリスクもあるということです。
まとめ
プラットフォームビジネスについてはご理解いただけましたでしょうか?
形態はさまざまですが、複数の企業や個人が集まるビジネスの場を設けるビジネスモデルがプラットフォームビジネスです!
見知った近所の商店街やショッピングモールがビジネスモデルだというのは意外と知らない方が多いですね!
現実の場所からインターネット上まで、幅広く使えるモデルですのでイメージしやすいものです。身近な所にあるものなのでお客様もすぐに慣れることができますから、始めるリスクもターゲットや戦略を確立すれば低いですね。
Uber Eatsやメルカリのように、ネットで新しいサービスを展開することもできます。プラットフォームを作ることもできますしプラットフォームに参加することもできます。自分のビジネスで活用できる方法を考えてみるのもいいでしょう。
それでは今回はここまで!
お読みいただきありがとうございました。
