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「パーソナライズド広告」の意味とメリットデメリットとは?

 2021/03/25 広告
この記事は約 8 分で読めます。

皆さんはYouTubeを見たことはありますか?

 

きっと見ている人のほうが多いですよね。

さて、そんなYouTubeを見ていると動画の開始時などに広告が流れてきたりしませんか?

 

特に意識したことがないかと思いますが、あの広告をよくよく思い出してみるとなぜか「自分に合った」ものが流れていると思います。

 

それは自然にそうなったものではないのです。

 

 

ということで今回はパーソナライズド広告とはどんなものなのか、メリットやデメリットは何かを紹介していきます!

 

 

Contents

「パーソナライズド広告」とは

person standing beside wall during daytime

パーソナライズド広告とは、オンライン上に出す広告に使われているもので、ユーザーの興味関心があると予測されるものに合わせて配信される広告のことです。

 

インターネットでの検索履歴や使用履歴、閲覧履歴などから使用者の趣味趣向、興味関心のあるものを割り出していきます。そしてそれに沿った広告を選んで表示するのです。

 

ショッピングサイトで何度か見た商品が検索ページの広告に出ていた、という経験をしたことがありませんか?

それがまさにパーソナライズド広告なのです。

 

そもそもパーソナライズの意味って?

ところで、パーソナライズという言葉の意味について皆さんはどれくらいご存じでしょうか?

 

パーソナライズは「個人的な」などの意味があるのですが、そもそもマーケティング用語で使われることがほとんどです。

 

その意味は、顧客一人一人に応じたコンテンツを提供する手法を指しています。お客様の購買履歴や行動履歴、アンケート結果などをもとにその人にあうコンテンツを提供する仕組みです。

 

多様性を訴える世の中では「自分に合ったもの」を追い求める人も珍しくないため求められるようになった手法となっています。

 

パーソナライズされた商品の需要は高く、よくよく調べてみるといくつかある種類の中で適しているものを提供されるものがおおいですね。セミオーダーメイドで商品を買っているイメージが近いかなという印象ですね。一種の特別感も手伝い、その需要は拡大していっているといっていいでしょう。

 

ただ今回紹介している広告手法で考えると、最近話題というわけではなくインターネットがある程度発展してきた時から使われているものです。

 

しかもオーダーメイドやセミオーダーメイドという文化は古くからありますので、どちらかといえば古くから愛された手法である可能性が高いと考えられますね。

 

 

YouTubeやインスタなどでどう活用されているのか?

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YouTubeの動画広告の例に軽く触れましたが、SNSなどでもこのパーソナライズド広告が使われています。

 

インスタなどのSNSの場合、WEB広告よりも利用するのが簡単で、ユーザーの投稿や閲覧履歴、投稿へのリアクション、URLの遷移などの行動履歴から興味関心を予測して表示します。

 

YouTubeの場合はサイト内での検索や動画の視聴履歴が主となりますが、Googleなどの閲覧履歴も判断材料として使われますね。

 

SNSは基本的に「自分の興味のあるもの」を見るために使用するユーザーが多く、またリアクションを期待できるものも閲覧するユーザーが興味のあるものだけ。

 

SNS上で情報発信をする組織の多くはターゲットに届けること、そしてリアクションを受けることを目的にしています。ターゲットでもないユーザーのもとに届いて見向きもされないものに労力は割きたくないもの。

 

一般的に使用頻度が高いSNSでターゲットに届けることができれば下手にマスメディアを使うよりも高い効果を得られるのです。

 

そういった面でも求められてパーソナライズド広告を活用しているということですね。

 

 

パーソナライズド広告のメリットとデメリット

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さあパーソナライズド広告とはどんなものか分かったところでメリットデメリットについてみていきましょう。

 

当たり前ですがどんなものにも良い面・悪い面があり、それぞれを比較して自分に合うかを判断するのです。まずは理解して活用するかどうかの判断材料にしていきましょう!

 

メリット

まず第一にユーザーからすれば「自分の興味のあるものの広告が出る」ことは知りたいものを知る機会として大いに役立ちますね。美容に関心のある若い女性に新しく発売される化粧水の広告が出たり、釣りに関心のある人に位置情報などから割り出された釣り堀の広告が出たりなどなど…

 

知りたいであろうことを予測して提案してくれるのは、潜在的な欲求を気づかせてくれることもあるわけですね。どうでもいいものの広告が出るよりもよっぽどマシです。

 

そして企業から見れば届けたいターゲットへ効果的に効率的に情報を提供することができるのです。

 

現代のビジネスはターゲットを限定していることがほとんどで、サービスやブランドごとに「どんな人に提供したいか」が明確です。となれば情報を提供したい相手というのはある程度限定されていることのほうが多いということになります。

 

無駄に広告を設置しなくて済むので費用対効果の面でも有用といえますね。双方の知りたい需要と提供したい供給が合致する可能性が高いので広告宣伝として非常に優秀といわざるを得ません。

 

ただこれは、捉え方によっては必ずしも”良い”とは言えないのです。

 

デメリット

ユーザーの行動履歴を蓄積し、そこから興味関心があるであろう広告を表示するというのは魅力的です。

 

ですが、元来インターネットは「知りたいを知るための場所」ですので「知らないものを知る」ようにはできていません。つまり、パーソナライズド広告は新しい出会いを妨げるものにもなってしまうのです。

 

さらに人間の興味というのは移ろい行くもの。蓄積されたデータと「今は」異なるものに興味関心があるとすればユーザーは「いまさらそんな情報は求めていない」と思うでしょう。

 

特にブームに左右されるようなものであれば「時代遅れ」として見向きもされなくなったりするのです。

 

そして企業としての懸念があるとすれば、パーソナライズド広告ばかりを使えば新規顧客の獲得がだんだんと難しくなります。特定のものに興味関心がある層というのはあまり変化しません。集めきってしまえばそこで頭打ちになりますよね。

 

ターゲットへもっとアプローチしていきたい場合には効果的ですが、顧客層の拡大を狙いたいのであれば別の方法を利用するべきでしょう。

 

 

まとめ

man standing on road infront of high-rise buildi

ということでパーソナライズド広告とはどんなものか、メリットやデメリットは何があるかについて紹介いたしました!

 

そもそも広告の目的の多くはターゲットへ自社、製品、サービスなどを認知してもらうことや興味を持ってもらうことが目的なのです。つまりはターゲットへ強く、より効果的にアプローチできる手段というのは常に求められているものだといえます。

 

パーソナライズド広告はターゲットへ適切に情報を提供できる確率が非常に高いものになるので、使用しない理由のほうが少ないといえます。

 

とはいえ、やはり万人受けを狙ったものや新たな顧客層を獲得しようとなると、今まで見たことのない人を探さなければならないため相性が悪くなることもあるのです。

 

万能な広告は存在しません。どんなものでも万能はありえないのです。自分の戦略にあったものを適切に判断し、活用できるようにしていくことこそが大切ですね。そうして届いた情報はお客様の目に留まり興味を引けることでしょう。

 

 

ちなみに…

Facebook広告がかなりパーソナライズされた広告だということを知っていましたか?Facebook社に登録された顧客情報をもとに、細かく公開設定などができるのです。

 

運用の詳しい方法が気になった方は「小さな会社のFacebook広告完全版オンライン動画マニュアル」で紹介していますのでぜひご覧ください!

 

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