コロナ禍で成功した企業の取り組みとは?対策事例も紹介!
2020年からはコロナの時代でしたね。
皆さまお元気でしょうか?うかつに風邪もひけないような時代になってしまいましたね。
熱が出たら一大事ですよ。
自粛ムードになり、あまり外に出なくなってから経済には様々な影響が出ましたね。
悪い意味で言うなら観光業や外食産業は大打撃です。良い意味であればIT企業は儲けたといわれていますね。
でもやっぱり市場全体としてみれば下がっているということが多くありますので社会的には悪影響のほうが大きいですね。
とはいってもどの企業も失敗していたわけではないのです。成功して売り上げを獲得している企業ももちろんあります。
今回はそんなコロナ禍で成功できた企業の取り組みや対策についてみていこうと思います!
Contents
コロナ禍でも成功した企業の特徴
そもそもどんな企業が成功しているのか…何か法則がないかな?と思って調べてみた結果、業界やサービスにもよりますがいくつか特徴がありました。
早速見ていきましょう!
巣ごもり需要の取り込み
コロナ禍はとにかく「自粛」を政府からも要求され、なるべく外に出ず人とかかわらず家の中で過ごそうという生活スタイルになりました。
まあそれは自然と巣ごもりするわけで…でもビジネスはそんな変化を察知して対応してなんぼ!ということでこんな取り組みがされていました。
まとめ買い
まずはまとめ買い用商品の販売ですね。
例えば「3日分の野菜パック」とか「おやつの詰め合わせ」みたいなものがたくさん出ていましたね。
買い物に行く回数も下げたい、特に緊急事態宣言下であれば週に1度くらいにしたい…という声がありました。
そこで商品をまとめて売ってしまうという戦法の出ましたね。これが大うけ!地元のスーパーでも割と売れていましたので、おそらく全国でもそうだったのでしょう。
買い物をする側からすればこまごまと買わずに済むので助かりましたね。持ち帰るのも楽ですし。
あとやっぱり少しでも値下げされていればお得感も感じられましたね。
需要があるところを的確についていました。
配送サービス
これはもう言うまでもなく、というところですね。
買い物に出たくないのであれば届けてもらえばいい。みたいな理論です。個人的にこれが顕著になったのは飲食店の印象が強いです。コロナ以前から宅配への需要は高まっていましたが、コロナになって爆発的に需要が出てきましたね。
ウーバーイーツなどの宅配サービスの導入をし始めました。
それこそ大手スーパーマーケット企業の配送サービスも需要があり、様々なサービスを打ち出して利用者を獲得していました。
あとはタクシー会社と提携してタクシーが家まで商品を届けるという配送サービスもありましたね。
また、受取でもなるべく接触を避けたいという需要から玄関前においてくれる置き配のサービスも人気でした。
「マスク」需要へのアプローチ
次にこれは本当に素晴らしいところでした。
飛沫感染防止のために「マスク」は生活必需品になりました。すると買占めなどが起こり深刻なマスク不足へと陥ってしまったのです。
そこで止まった製品工場などを活用してマスクを作る企業が出てきたのです。もともとあったラインの活用になることもあったようですので有効活用しつつ売り上げも出せるのは良いですよね。
また、マスクも布マスクなど再利用できるものが増えていきました。するとマスクにメイクが付きにくくなるスプレーやマスクと肌の間に入れるプラスチック製のマスクガードやマスクの除菌スプレーなどの関連商品も開発されていきました。あとはマスクケースも販売されましたね。
こんな感じでマスクに関連するグッズの展開もされました。
特にマスクを販売していた企業はそのマスクと同ブランドとして関連グッズを出してファンを囲っていました。
ECサイトやSNSの運用に力を入れる
自社や製品について知ってもらえる機会がぐっと減ってしまったので、であればネットで知ってもらえるように工夫をしよう!ということでECサイトを活用したりSNSを運用したりするケースがありましたね。
時代柄これらの運用をもともとしていたという企業や店舗などもより力を入れて感染予防に関することや営業状況なども含めて様々な情報提供に活用していきました。
見やすさやコロナ対策の情報の掲載、配送など新サービスのアピールなどを積極的に発信し、また見てもらえるように投稿の工夫やページの工夫をされていました。
成功した企業の対策事例
ではではそんな共通点がわかったところで早速コロナ禍で成功できた企業の取り組みと対策の事例を見ていこうと思います!
身近なところで行われていたのに気づかなかった、みたいなこともあるかもしれませんね。
マクドナルド
まずは意外かと思われますが、外食産業のファストフードでは絶大な人気を誇るマクドナルドの対策です。
緊急事態宣言発令当初はやはり売り上げは落ちていたそうですが、それも盛り返していきました。
店舗利用の時間帯制限を実施したりなどしていたのにも関わらずなぜ成功できたのか?
まずはマックの取り組みとして「マックデリバリー」を実施したことです。
注文した商品を家や職場に届けてくれるサービスを自社で、しかも各店舗ごとに実施していったのです。注文条件として1500円以上の注文が必要となりますがこれは需要のあるサービスとなったのです。
どこからの需要が高かったのか?それはコロナ自粛で家を出られなくなった子持ちの家族層でした。
家で過ごす時間が長いとその分食事も家でとるため飽きたりなどしますし作る側は疲れてしまいます。とはいえ気分転換するにも出れないし、下手に宅配を頼むと高いしおいしいかわからない…などの悩みがあるところに慣れ親しんだマクドナルドがデリバリーサービスを展開したのです。
家族で購入すれば1500円なんてすぐに超えます。
特にハードルとなることもなく利用者が増えていったのでした。しかも一回注文ごとの単価も上がったので売上アップにつながったのですね。
nunocoro fabric
布の生地と型紙を販売しているサイトの「nunocoro fabric」は様々な布をそろえそれを活用できる型紙の販売をしています。
もともとはカバンや小物などの型紙の販売をされていましたが、コロナということで手作りマスクの型紙と布をセットにしたキットを販売し始めました。
感染対策で必須だというのに世間はマスク不足で、その中で手作りマスクは非常に有効的な手段とされていたので型紙もあるとなれば人気も出ていくわけです。もちろんキットなので作り方の説明も入っていました。裁縫初心者でも安心して買えたというわけですね。
布も好きなのを買えば好きながらにできるので布の購入も増えたようですね。
しかも立体型でサイズも複数展開されていたのが素晴らしいポイントですね。
スーパーマーケット
多分冒頭で気づいてしまっている人もいると思いますが、まとめ売りなどの戦法ですね。
これ以外にもマスクやそれに付随する商品をどんどん入荷して特設コーナーを設置しまとめておくことで陳列を利用して売上のアップを狙っていました。
そしてまとめ売りは生活必需品や食料をはじめとして行われていました。やはり野菜や肉、場所によってはレトルトなどがまとめ売りで売られていうことが多く、需要もしっかりとありました。
緊急事態宣言が出ているときには、そういったまとめ売りのものやカットなどをされていない大きな野菜が売れたりしていた印象です。
生活に密接にかかわるスーパーマーケットだからこそ、生活にかかわる事態が起きた時の対応の早さが目に見えましたね。
また、感染対策として消毒スプレーの導入はどこも即座に行っていましたし順次体温を測る機械の設置も進んでいました。
シャープ
世間的にも有名ですが、他業種でありながら誰よりもいち早くマスクの製造と販売に取り組んだことが高く評価されています。
正直に言えばこれだけでブランド力が向上しているといえるかもしれないレベルです。
当然マスク不足のため需要は非常に高く当初は抽選販売となるほどでした。抽選も回数を追うごとに応募数が増え、まさに「作れば売れる」状況を作ることができていました。
店頭にはおかず、通販での抽選販売であることのレア感も一部の人には魅力的に映っていたこともあるでしょう。
マスク不足が緩和され店頭でもマスクを見かけるようになればシャープは小さめサイズンマスクを販売するようになりました。
マスクを販売していた当初は慈善事業のように行っていましたが、現在では収益化を積極的に図る事業として展開していくそうです。
まとめ
ということで今回はコロナ禍で成功している企業の特徴と取り組み、成功している企業の対策事例を紹介していきました!
成功している企業はビジネスの根幹でもあるような「需要へ的確にアプローチする」ことができていますね。
どんなビジネスでもこれができるできないは売り上げを大きく左右します。
市場の需要を正しく把握しそれに対していち早く対応していくことが大切ですね。
ちなみにですが、成功できる企業というのは共通点があるそうです。
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ということでお読みいただきありがとうございました!
またの投稿をお楽しみに!