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人に伝わるストーリー作り6つのコツとは?

 2018/03/29 WEBマーケティング コピーライティング
この記事は約 14 分で読めます。

 

ストーリーを盛り込り込んだことで、登録率が上がった、売り上げが上がった。などとよく聞かれます。

ですが、実際に、どう書けばいいのかわからない……そんな人も多いと思います。

 

そこで今回は、人に伝わるストーリー作り6つのコツとは?についてまとめてみました。

 

人に伝わるストーリー作り6つのコツとは?

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人に伝わるストーリー作りのコツの説明の前に、なぜ、ストーリーは効果的なのか?についてお話したいと思います。

 

結論から言うと、

人間は本能的にストーリーを無視することができないように出来ているからです。

 

例えば…

電車で、となりの人たちが話をしている。

 

見ず知らずの人であっても、会話から、その内容を想像しようとしませんか?

会話はストーリーそのもの。

 

その内容が、いくら伝言的なものであっても、誰と電話していて、どんな事情、背景(ストーリー)があって、そのメッセージを伝えているのか?などなど無意識的にストーリー仕立てにして想像しているのではないでしょうか?

 

それくらいに人は、ストーリーに敏感に反応して、心を奪われるのです。

 

例えば、こんな何気ない友達との会話。

「昨日、高校で同じクラスだった、ヒカルちゃんに、駅でばったり会って…そしたら、ヒカルちゃん、去年結婚したんだって…」

こんな一行の文章であっても、想像しちゃいませんか?

 

想像には、常にストーリーが流れている

 

会話などコミュニケーションを取るには、必ず、想像をしながら会話をしているはずです。

そして、想像には、ストーリーが流れているはずです。

 

そのストーリーの中には、相手が登場人物として出てきています。

そのストーリーの登場人物のキャラや関係性から、発する言葉を考え、コミュニケーションを取っているわけです。

 

つまり、僕たちは、毎日このストーリーの中に生きているといえます。

ストーリーのない生活を送っている人は、誰ひとりいません。

 

関わるものすべてが、ストーリーのいち場面だと考えられます。

 

映画でも小説、漫画、歌もみんなストーリーです。

だから、心奪われ、時には涙まで流すほどの大きな感動をもたらしたり、一生忘れらないほどの記憶になって心に刻まれます。

 

こんなに、人の心を動かすものは、ストーリー以外にないのではないしょうか?

 

メリットを語るのではなく、ベネフィットを語れ。

 

セールスをする時に言われるのが、
「メリットを語るのではなく、ベネフィットを語れ。」

 

言い換えると
機能、効能(メリット)を伝えるよりも、その商品を手にした後の姿(ベネフィット)を想像させろ。

 

補足すると、機能、効能を伝えるのはダメというわけではなく、その機能、効能から、どんな幸せが待っているのかをしっかりと伝えることが重要だということです。

 

見込み客は、その商品を手にした時の、幸せな自分、わくわくする自分の姿を想像(ストーリーに)して居ても立っても居られずに、購入をしてしまうわけです。

 

ストーリーで始まる文章や動画を見たことはありませんか?

 

ところで…

のっけから、こんなストーリーで始まる文章や動画を見たことはありませんか?

 

「ある2人の少年がいました。その少年はとても仲良く、周りから見るとまるで兄弟のようでした。
しかし、それは周りから見る話で実際は違いました。何故なら……」

 

今、想像で、書いてみましたが、冒頭にこんな文章から始められると、否応なく読み進めてしまいます。

まさに、Story is King

 

多くの売れないセールスパーソンは、商品を売ろうとする時に、丁寧すぎるほどの説明をします。

 

そして、説明したあとに、

「ね?この商品すごいでしょ?」

「だから、買わないなんて考えられないよね?」

こんな流れで説得にはいります。

 

彼らは、これが売れるセールス方法だと何の疑問を持たずに、信じています。

 

でも、自分が商品を購入した時のことを振り返ってみれば分かると思いますが、ほとんどの場合は、先ほどからお話しているように、ベネフィットを想像して、それを実現できそうだと思ったら自分で決断して購入しているはずです。

 

人に、説得されて購入するってことは、まずないはずなのに…。売りたいという自分の気持ちが前に出てしまい、押し売りをしてしまうのです。

 

 

セールス、商談で心がけるべきこと

 

もうお分かりですよね?

そのセールス、商談に、ストーリーが在るのか、ここを常に意識することです。

 

例えば、セールス、商談中に、どうもいまいち盛り上がらないなと感じたら、ストーリーを入れてみます。

 

そして、相手の様子をうかがってみてください。

眠そうな目をしていた商談相手も一気に目を見開いて、身を乗り出して、ストーリーに心を動かされ始めます。

 

「そんなに、うまいこといくのかね?」と思われるかもしれませんが、しっかりと的を得たストーリーにはそれくらいの威力をもっています。

 

そうなんです。

ただ思い付きでストーリーを入れたところで、望む効果を得られないでしょう。

いうまでもないことですが、最終的に商品を購入に繋がるストーリーでなければならないのです。

 

 

人に伝わるストーリー作り6つのコツとは?

 

では、これから、人に伝わり商品購入に繋がるストーリー作りのコツを6つに分けて紹介していきたいと思います。

 

繰り返しになりますが、ストーリーは万能です。

この方法はビジネスだけでなく、コミュニケーション能力を飛躍的にアップして、人間関係もより良好になるはずです。

 

では、まずはじめにすべきことは…

 

ターゲットとテーマを決める

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ストーリーを考える上で、絶対に必要なものが、「誰に」「何を伝えるか」です。

先ほどの会話の話でもそうですが、相手によって、話す内容も口調も当然ですが変わりますよね?

 

この「誰に」をしっかりと決めておかないと、響くストーリーは作れません。

 

ターゲットがしっかりと決まって、はじめて、ストーリーの準備をしていきます。

ストーリーの目的は、あくまでも商品、サービス購入へとつなげるためのものです。

 

  • 何を伝えるためのストーリーなのか
  • どういう人に読んでもらいたいのか

 

これを、それぞれ一言で説明できるまで、しっかりと落とし込んでみてください。

 

 

鉄板のストーリー構成「起承転結」と「三幕構成」

続いて、ストーリー構成についてですが、代表的なスートリー構成は「起承転結」と「三幕構成」。

この2つの構成が有名です。

 

特に、日本においては、起承転結が有名ですが、実のところ起承転結も、三幕構成も、その構成、ストーリー展開はほぼ同じです。

 

そもそも、起承転結は漢詩の構成理論からきているもので、ストーリーの構成理論として作れたものでもないんですね。

 

ただ、日本人には馴染み深い、理解しやすいというところで、起承転結で語られることが多くなったのではないかと考えられます。

 

では、それぞれを説明してきます。

 

起承転結

起承転結を簡単に説明すると、、、

 

  • →物語の始まり、状況説明を兼ねた日常描写など
  • →緩やかなストーリー進行や問題意識の自覚、事件の起こり
  • →物語のクライマックス(山場)、ターニングポイント
  • →事件の結末・結果

 

という感じです。

 

では、この起承転結の説明を、さっそくストーリーを入れて説明してみます。

 

水戸黄門

  • 【起】黄門様ご一行が諸国漫遊中に、困っている人が現れる
  • 【承】困っている人の話を聞いて、助さん格さんたちが犯人をさがす。
  • 【転】犯人、悪者が判明(悪代官など)→戦う→最中に印籠を出す
  • 【結】悪役は、ひれ伏し、事件、問題が解決してめでたしめでたし

いかがですか?

水戸黄門のストーリーを入れて説明したほうが、断然分かりやすいですよね。

 

セールスやコピーライティングでも、難しいことを説明するときに、「例えば…」といった例え話を入れます。

もちろん、例え話はストーリーですよね。

 

では、次に、具体的にどのような手順で構成を考えればよいでしょうか?

 

スートーリー構成を考える4つの手順

  1. 何を伝えたいのかを明確にする(結)
  2. それ(1)を阻む問題・事件を考える(承)
  3. 伝えたいことをテーマを盛り込んだクライマックスと結末を考える(転)
  4. 問題・事件の起こりうる主人公の前提となる状況説明シーンを考える(起)

 

ストーリーでもっとも重要となる部分は「転」の部分です。

 

水戸黄門も、悪役と戦い、最後の最後で印籠を出す。この場面ですね。

 

テレビでいくと、だいたい45分あたりですね。

印籠を出して、悪役がひれ伏す。

 

毎回、ほぼ同じ構成でありながら、毎回、同じような感動とスッキリを与える。

 

そして、来週もまた見たくなる(笑)

 

これぞ、ストーリーの力。

とは言え、転の部分がつまりないと、ストーリーも台無しとなるわけです。

 

もしも仮に、水戸黄門で、悪役、犯人が分かって、助さん、格さんが、普通にやっつけたとしても、物足りないですよね。

 

同じ結末であっても、印籠を出して、悪役がひれ伏すからこそ、水戸黄門があれだけ面白く人気番組になったわけです。

 

 

三幕構成

三幕構成とは、主にハリウッドで発達した、映画用のストーリー構成理論ですね。

 

冒頭で観客の注意を引き込む機能が優れています。

三幕構成の内訳は以下のとおりです。

 

  • 第一幕・・・起:設定や状況の説明
  • 第二幕・・・承:目標に向かって動く→転:三幕に向けて、話が転換
  • 第三幕・・・結:結末に向かう

 

起承転結と同じですね。

 

ハリウッドの映画は、ほとんど、このような構成になっております。

と考えると、あらためてストーリーは万国共通の威力を持っていることが分かりますね。

 

ここで、ストーリーをより、魅力的にするためのポイントを紹介します。

 

どんでん返しと意外な結末

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人を引き付けるストーリー展開技法として、よく使われる展開が「どんでん返し」です。

 

どんでん返しとは、歌舞伎で芝居を途切れさせずに大規模な舞台転換を行うことのできる装置から名付けられた言葉で、読者や視聴者の予想を大きく裏切って、物事が一気にひっくり返ることをいいます。

 

例を挙げると、

「死んだと思っていたら実は生きていた」
「負けたと思ったら挽回した」
などがそれにあたります。

 

推理小説などでよく使われる技法ですが、人を惹きつける効果は絶大なので、ぜひ使っていきたい技法です。

 

ではなぜ、どんでん返しは効果的なのでしょうか?

自分が物語を読んでいる時や、ドラマを見ている時を思い出してみてください。

 

途中まで見た時、その先の展開をある程度予測してしまっていませんか?

この世には多くのストーリーが溢れているので、大抵の人は「この展開は、きっとこうなるな……」と予測しながらストーリーを読んでしまうのです。

 

娯楽として楽しめる展開であれば、語り手が違えば王道な展開も一定の需要があります。

 

しかしビジネスでは、「またこの話か」となってしまったらお客さんが興味を失ってしまいます。

 

ストーリーに必要なものは、「意外性」です。

どんでん返しでなくとも、意外な手法、意外な結末、意外な展開などを使い、相手の興味を引き付けられるようにしましょう。

 

 

伏線を張る

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どんでん返しや意外性を狙う場合、物語の序盤に伏線を張っておく必要があります。

 

「伏線を張る」とは、後の展開で起こる重要なことを序盤に暗示して仄めかしておくことで、「あれはこのことだったのか!」と後から読者に気付かせることができる手法です。

 

「実はこっちが犯人だった!」といわれるだけでは、脈絡がなさすぎてよく分かりませんが、序盤のシーンでその人物にトリックに繋がる怪しげな動きをさせておけば「脈絡のない後付け」から「綿密に作りこまれたトリック」となり、ストーリーの完成度がぐっと上がります。

 

「何気ない行動が大事件に繋がった」
「あの時いわれた言葉を大事なシーンで思い出した」

 

など、クライマックスから考えていけば考えやすいので、ぜひ試してみてください。

 

最短で感動ストーリーを作る方法

 

最短で感動ストーリーを作る方法。それは、感動ストーリーを真似ることです。

 

何をするにしても、レベル上げの一番の近道は上手い作品を真似することです。

 

人気のあるストーリーの展開を真似すれば、人を引き付けるストーリーがどういうものか分かってくると思います。

 

でも有名なストーリーを真似していたら、予測可能なよく見る話になってしまってオリジナリティがなくなるんじゃ……?

と思った人も多いと思います。

 

でも、先ほどの水戸黄門のストーリーを思い出してください。

中身が変われば、同じストーリー展開であっても、感動を与えられます。

 

「王道」や「ベタ」を嫌い、テンプレートを避ける傾向にある人は結構多いのですが、上達への一番の近道が模倣なのは事実です。

 

有名な作家も先人から学んでストーリーを作ります。

 

しかし、そっくりそのまま使ってしまうとただの「パクリ」となってしまい、本当にオリジナリティーがなくなってしまいます。

 

意外性というものは、テンプレートのアレンジや組み合わせから作るものです。

王道な展開でも自分らしい要素をプラスして、形を変えれば邪道にもなります。

 

人気なストーリーの流れやテンプレートを知っておけば、それだけアレンジや組み合わせの幅も広がるので、ぜひ色々なストーリーを見て、分析してみてください。

 

また、今回の記事と関連した、ストーリーテリングについては、こちらの記事でも紹介しております。

具体的にストーリーの力で成功した事例なども紹介しおりますので、参考にしてみてください。

 

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

いきなりストーリー作りというと少し難しく感じるかもしれませんが、テンプレートを知ってコツを理解して、まずは、過去の感動ストーリーを分析しながら、真似る。

 

「学ぶ」の語源は「真似ぶ」ともいいます。

 

たくさんのストーリーを研究して、「もの」にしていきましょう。

このストーリー展開が身につくと、普段の会話や文章にも自然とストーリーが盛り込められるようになります。

 

コピーライティングスキルでもっとも重要視されるポイントが、「未来の姿を想像させる力」です。

 

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